ミヤタ自転車のカリフォルニアロードは、
自分が高校生になるときに親に買ってもらった自転車だ。
この自転車がきっかけで、自分は自転車好きになった。
大学二年まで乗っていたが、
千葉の船橋から河口湖まで走り、
それが最後で潰れてしまった。
左のクランクは根元のねじ山がいかれ、
クランクがすぐにはずれてしまう状態だった。
直すにはクランク接合部の部品を交換すればよかったのだろうが、
いくらかかるかわからなかったのと、
自転車全体のガタが来ていたので修理を断念し破棄した。
ベアリング、フレームの曲がり、リムの変形、
これらの不具合に全部手を付けることは無理だったと思う。
もちろん細かい修理は何度も繰り返して乗っていたのだ。
あそこまで乗りつぶし、別れが惜しかった自転車は今でも無い。
この自転車の特徴は菱形形状のギア、そしてクロモリのフレームだ。
前段が3段、後段が6段の18段変速だが、
前段ギアが菱形形状で、
踏み込むときに、より長くチェーンを繰り出す事が出来る。
この形状のためにロングツーリングでもペースを落とさずに走る事が出来た。
今この形状のギアはもうどこも作っていないようだが、
あの感覚は今でも忘れられない。
今のロードバイクにまた採用されないものだろうか
自分はロングツーリングが好きなので、
あのギアが軽量化される等して洗練されて復活しないものかなぁと、
夢に見るのである。
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