2011年5月14日土曜日

「常に最悪の事態を想定する」なんて事は無理である

東電に対して
「今回の地震による被害に関して、
 常に最悪の事態を考えてこられたかどうかについては疑問が残る。」
と、このような意見を目にする事があったのだが、、、

だが、しかし、東電は安全を第一に考えては来ただろう。

「最悪の事態を本当に常に考え続ける事が出来るかどうか」
と言う事に、自分自身含めて「無理」だと思っている。

人間は慣れてしまう。
いつも自分に厳しくあり続ける事は難しい。

前々から自分には失敗に関する持論がある。
「人間が失敗をするのはその人間が駄目なのではなく、
 その人間を取り巻くシステムが駄目なのだ。」

失敗を抑制するためのシステムが無かったら、
失敗をするのは当たり前なのだ。
次には失敗をしないようにするために、
システムを改築しなければならない。
この繰り返しによって、どんどん強固なシステムが出来上がる。

自分は東電を擁護することも否定することもしない。
というか、出来ない。

東電は極めて普通の日本の大企業だと思う。

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