当時わたしはスーパーファミコンの開発で、
SONYのNEWSにスーファミ開発機材を接続した環境で開発していました
最初はviを使っていました
金井さん曰く、viはexエディタのフルスクリーン版だとの事で、どんなにプアなunixでもviが入ってないと言うことはない
exは一ラインのみ表示する、昔のワープロのような表示領域が少ない状態で編集できるエディタで、viはそれを一画面分表示できるようにしたものという事でした
あとunix環境によってはemacsが入ってない事がある
と言う事でしたので、わたしはviを選択して、スーファミのアセンブラを打ち込んでいました
当時はHAL研究所の作ったCコンパイラがあり、コアな部分はlispで作られていて、あらゆるCPU向けのアセンブラを吐き出す事が出来るとの事
わたしは恵まれたことに、Cで打ち込んだコードからどのようなアセンブラが出力されるのかを確かめながら、慣れないスーファミのアセンブラを学ぶことが出来ました
いわゆるトップダウンで、あの難解なスーファミのモード7もアレコレ試す事が出来ました
かなり意外でしたが、当時のゲーム機は全てvsyncやhsyncの割り込みでスプライト描画やスクロール処理などをするプラグラムで動いています
この割り込み中に処理が出来なければ、処理落ちと言う現象になります
最初はviを使っていたのですが、隣の金井さんはemacsでメールを開いたりしながら作業しています
それがめちゃくちゃ羨ましくなり、わたしもemacsに移行しました
しかし、emacsでもviモードでした
viに慣れた人にはホームポジションから手を離さずに打ち込めるviスタイルの方が手への負担が少ないのです
しかしemacsなら画面分割出来るし、terminalも開く事が出来ます
ここでも金井さんに教わりましたが
unixで作業する人は、ターミナルからemacsを立ち上げ、すべての作業をemacsから行い、emacsを終了して作業を終えるとの事でした
なるほど確かにemacsからすべて出来ました
これは、スーファミ現役時代の話です
この話自体がかなり昔の話なのですが
その当時から見ても、
昔の人は本当に恐ろしいと感じました
今の時代はvimになったようですが
かつて、emacsクローンの流行った時代がありました
vimから入るのもありですが
lispで作られたemacsも味わって欲しいと思います
当時lispで動くrogueライクゲームをプレイして、
風来のシレンが出た時は、え?これパクリじゃんて思いました
まぁ、vimというか、viが使われるのは
何もエディタが無い環境でも
viは動くでしょうと言う安心感があるため
とりあえず.bash_profileなどを編集する際などは普通にviです
nanoとかよく分かりません
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